天台宗と墓のまめ知識 >> 天台宗とは >> 天台宗の特徴(1)

天台宗の特徴(1)

天台宗は、インドでおこった仏教を出発点として、その後隋の智顗によってまとめられることになった教えです。

日本には平安時代の初期、最澄によってもたらされ、桓武天皇が支持したことにより一気に広まっていくこととなった宗教でもあります。

それでは、そんな天台宗は、どのような特徴を持っているのでしょうか。その教えの特徴を探ってみることにしましょう。

まずその一つ目の大きな特徴というと、天台宗は仏教において主要な教えを融合している総合仏教である、ということです。

仏教の主要な教えには4種類の教えがあるといわれています。

これを四宗という言い方をすることがありますが、その四宗のいいところを融合させた総合的な仏教である、というのが天台宗の教えの大きな特徴の一つなのです。

四宗についても詳しく見てみることにしましょう。

四宗とは法華円教、真言密教、達磨禅法、大乗菩薩戒を指します。

最澄は日本に仏教を広めようと中国に勉強に行き、そこで天台宗と出会ったのですが、まずはそれにより日本にその教えを持ち帰り、比叡山で教えを開きました。

それに当時の桓武天皇が感銘を受けたことにより、最澄の教えは広まっていくことになりましたし、さらに最澄には勉強をする機会が与えられました。

最澄はさらに天台宗の法門を学びたい、と遣唐使としての派遣を願い出て、さらに勉強することを望みました。

その際、最澄は最初から単科的な仏教ではなく、高度な総合仏教を学ぶことを目的としていました。

そこで、単科的な仏教を学ぶのではなく、最澄は四宗といわれるこれらの教えを合わせて学んでいったのです。

ですから、日本の天台宗には、単科的な仏教としての教えだけではなく、それぞれの仏教の主要なところが全て取り入れられている総合仏教としての特徴が加わることになったのです。

ただし、最澄はこのようにたくさんの宗派を学び、日本に広めようと意気込んで帰国するのですが、開宗することに対しては許しが出たものの、味方であった桓武天皇が亡くなってしまったこともあり、思った通りの宗派として存在が許されなくなってしまいました。

同じ遣唐使だった空海とその後絶縁してしまった、などというエピソードもあり、遣唐使として派遣されたのちは、最澄の理想を実現できる展開には必ずしもならなかったようです。

ただし、このとき最澄が学んでいたことは、その後に弟子たちによって確実に発展していきました。

最澄がこのとき学んだ四宗の教えが融合された宗派である、ということは、天台宗を語る上では欠かすことのできない大きな特徴にもなったのです。






天台宗と墓のまめ知識は、天台宗とお墓について解説しています。

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