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天台宗の法要について(2)

顕教で行う儀礼では、経典を読み、仏の教えを新たに心に刻むことで日ごろ犯したあやまちを脱却し、仏教徒として正しい日々を実践していこうとすることが中心になっています。

ところが密教では、仏様の尊い力が加わることによって仏様と自分たちがお互いに通い合い交わりあう、という考え方であり、この状態にするために祈り、人々の利益を守る、という祈祷が中心となっています。

もう少し具体的に考えるならば、顕教の法要では法華三昧と表します。

これは法華経を読誦し、懺悔し、滅罪生善の規範とする、というものです。

また、常行三昧といって、阿弥陀経の読誦、往生極楽の死なんとする、というものも大切にしており、大体この法華三昧と常行三昧の二法が常に取り入れられています。さらに密教の部分では、光明供錫杖という光明真言によって滅罪息災の秘法を修める、という考え方が常用されています。

ですから、天台宗の法要儀礼は、このような考え方が併用されることによって行われているのが通常であり、それにより、私たち自身の心の開発を重視している、ということがわかります。

懺悔と念仏によって先祖の追善供養を営むことと同時に、自分の中に存在する仏様を観じ、今の世界において理想を実現させようとする意味があります。

このように念仏は、天台宗では自己の心の中にある仏様を感じ、それを発する、ということを目的としているのです。こうした天台宗の法要の基礎を押さえておきましょう。






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