天台宗の葬儀(1)
天台宗で葬儀を行おうと考えた場合には、どのような決まりがあるのでしょうか。
次は天台宗の葬儀について見てみることにしましょう。天台宗では、葬儀のときには司祭を選ぶ必要があります。
菩提寺に連絡し、葬儀の日取りを決める、というのが通常の流れになるでしょう。
そしてお通夜です。
昔は臨終した際に臨終行儀という儀式がありましたが、今では略するのが一般的とされています。
ただし、死亡直後に枕経をあげるという場合があります。
お通夜では、亡くなった人の霊が浄土に行かれるように、と祈ることが中心となります。
阿弥陀如来のお迎えを頂戴するような読経が中心となります。
お通夜は亡くなった人と近親の人との最後の交流の機会ととらえられています。
また、天台宗の葬儀では、その教えが反映されたものとなると思われますが、天台宗では人は全て仏になることができる、と考えられています。
誰もがその素質を持っているのです。
そのため、亡くなった人は、まずは仏様と縁を結ばなくてはなりません。
身を清め、心身ともに仏様の弟子となることで、この世を離れ浄土へと向かうことができる、と考えられています。
そこで、まずは身体を清浄します。
水で清め、香りで清めたあと、儀式として剃髪といわれる儀式を行います。
これは形だけで本当に剃るわけではありません。
その次には心の清浄を行います。さまざまな罪を懺悔し、心をきれいにするために懺悔の文を唱えることとされています。
このように心身を整えたところで、仏の教えを授かることになりますここでは3つの教えを中心に授かるように祈ります。
一つは仏を信じる心。
二つ目は仏の残された教えを信じるということ。
三つ目は仏の法を実践する僧の教えに従いそれを信じて暮らす、というものです。
この3つを仏様に誓い、成仏できるようにと祈ります。
その後、戒名をいただきます。
そして浄土へと向かう段階へと進み、仏様の教えによって必ず成仏できる、と言い渡す引導の儀式が行われます。
さらに下炬といわれる、火葬にします、という形だけの儀式を行い、念仏を唱えて葬儀が終了となります。
その後の告別式はお別れの儀式となり、近親者と最後のお別れをしてお香を献じます。
天台宗と墓のまめ知識は、天台宗とお墓について解説しています。
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