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天台宗の葬儀(2)

天台宗の葬儀では、告別式から火葬までの葬儀を終えた後でも、故人の冥福を祈るための法事がさまざまに設定されています。

ここではこれらの法事について確認しておくことにしましょう。

天台宗の法事には、追善回向の意味があるといわれています。では、追善回向とは、どのような考え方でしょうか。

まずはこれを確認しておきましょう。

浄土は極楽であるというのが天台宗の考え方です。

全ての苦労から解放され、仏の教えを信じて実践するにあたり最適である、という意味において、浄土は極楽であると定義しているのです。

そのときに必要になるのは、生前にどのような善行を行い、功徳を積んでいるか、ということになります。

それはお金でもなく、地位でもありません。

誰かが亡くなったとき、その遺族はどうすべきかといえば、亡くなった者の代わりにこの世において死者に代わって善行を行って功徳を積むことが大切になるのです。

この考え方が追善です。

そして、この追善を法事のときに亡くなった人への供養として回向するのです。回向とは功徳を自分のために使わず、人に振り替えるということです。

ですから、天台宗では、生きている人は現世で功徳を積み、それを近親の亡くなった人に法事の際に振り替えていく、という考え方において法事を行っている、と考えるといいでしょう。

法事の内容は、地方によっても違っていますが、主にどのような法事があるのか、ということをあげておくことにしましょう。

まずは初七日です。これは、亡くなった日を一日目として数えることから始まって七日目をさします。

最近では初七日の法要は火葬した後にそのまま続けて行うことも少なくありませんが、本来は亡くなってから七日目に行う法要のことです。

次に行う主な法事としては四十九日の法要があります。

なくなった人は、死後、現世と仏の世界の間をさまよう期間があるといわれています。

そして仏教ではこの期間が四十九日あるといわれています。

本来は初七日を初めとして、七日ごとに法要を行うのが基本なのですが、初七日の次に四十九日の法要を行い、これをもって忌が明けたと解釈することが多くなっています。

この日を持って、亡くなった人は仏になるといわれています。納骨の儀なども、この日に行われることが多いようです。

また、百日目の法要としての百ケ日、なくなって一年目の一周忌、一周忌の翌年には三回忌を行います。

その後は七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、と行っていくのが基本です。






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