お墓のお供え
お墓参りをするときには、それぞれのお供えに意味がある、というお話をしました。
どのような意味があったのか、再度確認しておきましょう。
なにも考えずにお供えを用意していることが多いと思うのですが、それぞれに意味があるということを知ることで、お墓参りにも深みが感じられるようになるのではないでしょうか。
お墓参りのときに欠かせないものといえば水です。
特別な水を使う必要はなく、霊園ではたっぷりと水が汲めるように場所が用意されていると思います。
これらは掃除のときに使うだけでなく、改めてお参りをするときにもたっぷりとかけ水をしてからおまいりをするようにしましょう。
水は万物の成長の素であり、お清めをするための象徴です。
故人の霊を清める、という意味もあるとされています。
また、亡くなった人に食べ物として施されるという意味もあります。
仏教では、亡くなった人は六種類の分類があるといわれていますが、そのうち餓鬼になってしまった人は、水を飲むことができなくて渇きと餓えに苦しんでいる、といわれており、お墓にかけた水でだけ、飲むことができるとされています。
ですから、故人を清め、食べ物を与える、という意味からも、墓石にたっぷりとかけ水をすることには大きな意味があるのです。
次はお花です。お花には怒りや悲しみを排除して、常に明るく笑っていられるように、という意味がこめられています。
自然の花は人の心を沈め、邪悪な心を取り除きお清めしてくれます。
このときに必要なのは、季節の花や美しい花、故人が好きだった花などをお供えするということです。
あまりふさわしくない花はないとされていますが、匂いのきついものやトゲのあるものなどは避けておきましょう。
一般的には、左右が同じになるように対照で備えます。
仏様の慈悲を得るために、お花の正面はおまいりする人に向くようにしましょう。
線香は邪気をはらい、病を癒して心身を清める、という意味があります。
香りや煙が四方に広がるところから、仏様の慈悲が差別なく広がる様子を示しているともいわれています。
お墓で利用されることの多い線香は杉を原料とした線香です。
また、地域によっては線香と同時にロウソクの明かりを灯明として灯すところもあります。
故人の霊を悟りの境地へと導くための役割を果たしているといわれています。
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